東へ東へ・・・目的地は、ずばり『日本』!
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明朝6時。
カンポグランヂのバスターミナルに到着しました。

早速ガイドブックを見ながら、目星をつけていたバスターミナル近くの安宿を目指すことに。
でも、なんとなくガイドブック情報と違う気がする…。
ちなみに私のガイドブック、2~3年前のもの。
バスターミナルのインフォメーションで聞いてみると
ここは新しくできたバスターミナルで、
ガイドブックにある(旧)バスターミナル近くの安宿街までは、市バスに乗っていかないといけないそう。

インフォメーションのお姉さんが、バス停で待っていた人に頼んでくれ(知り合いだったのかな)、
その人に目星をつけていた宿まで案内してもらえることになりました。

目星をつけていた宿に行き、中を見せてもらうと、
なんとなく薄暗く、ドミもないみたい。
バスターミナル周辺もなんとなく治安悪そう。
ここはやめて、もう一つ目星をつけていた宿へ向かうことにしました。
でも、探しても探しても見つかりません。
5人くらいの地元の人に聞いてみたけど、その場所には見当たりません。

現地の、ひげもじゃのおじさんに聞いてみました。
すると、
「ツーリストインフォメーションはこの角を曲がって…」
って、違うんです、私が行きたいのはこの宿で・・・。
そんなやり取りを繰り返していると、
「いいからついてこい」
と言われ、ツーリストインフォじゃないんだよーぉとブツブツ言いながらも、びくびくしながらついて行くと、
斜向かいの一軒の店に連れていかれました。
店から出てきたのはアジア系の顔をしたおばさん。
「この宿に行きたいんですけど、見当たらなくて…。」
というと、
「娘が日本語上手だから待ってて」
と言って店の奥へ。
あれ?今、日本語しゃべられたような気がするなぁとキョトンとしていると、奥から出てきたのは、きれいな娘さんでした。

この親子が日系人だと分かるのに、時間はかかりませんでした。
カンポグランヂは、ブラジルで3番目に日系人が多いといわれる街だそうです。
特に沖縄からの移民が多いとか。


娘さんに、事情を説明すると、そこまで案内してくれるとのこと。
でも、お母さんが、
「その宿のあたりは治安が悪いから、もし、よければうちに泊まっていったらどう?」
と本気で心配してくださったようで、
少し悩んだ挙句、ご厚意に甘えることにしました。
私が2年の予定で世界一周旅行をしていること・一人旅をしていることなどを話すと、
お母さんも、娘さんも、そのたびに驚き心配してくれました。

お母さんは日系2世、少しですが日本語がしゃべれ、
娘のあけみちゃんは日系3世だけど、幼稚園の頃から10年ほど日本で生活していたため日本語がペラペラでした。
あけみちゃんの妹のさゆりちゃんはしゃべれないみたい。
そして、同居はしていないけどお母さんの恋人の日本語ペラペラの日系人、上坊寺さん。

お母さんは食堂を営んでおられ、
私もごちそうになりましたが、とってもおいしかったです。
ブラジルで食べた食事の中で一番おいしかった。
そして、お箸とお椀にもほっくり。
PC144151.jpg

PC144156.jpg



食堂営業時間、
「お客さんなんだからゆっくりしていていいのよ」
と言ってくださったお母さんに無理を言って、
JSSでお皿洗いをさせていただきました。


また、あけみちゃんとそのお友達と一緒に街に買い物に行ったり、
夕方近くのライトアップを見に行ったり、
あけみちゃんの彼もいっしょに、沖縄そばを食べに連れて行ってくださったり、
さらに翌朝のバスターミナルまでの移動やチケットの予約までいろいろと世話してくださいました。


まさか、旅が始まって以来、初めてまともに食べる和食を
たくさんの人と、それも家族で囲めるとは思ってもいませんでした。
感激すぎて『おいしいー』が止まらなかった。
PC150234.jpg



上坊寺さんが、日系人のことについて少しお話を聞きました。
「日本からの移民は戦前にブラジルにやって来たんだ。
だから、僕たち日系人のしゃべる日本語は、戦前の日本語なんだよね。
でも、今の日本人のしゃべる日本語は外国語も入った日本語(テーブル・ナイトゲーム等)なんだよね。
だから、僕が日本に行った時に、日本人に「明治時代か」って言われたよ。
でも、本当の日本語をしゃべるのは、今は日系人だけなのかもしれないね。」
「ブラジルでは僕たち日系人は『外国人』とみなされる。
そして日本に行っても『外国人』とみられる。
僕たちはどこの国の人間なのかな、これはつらいよ」
ちょっとドキッとしました。


お母さんは、
「あなたの助けができてうれしいわ、いつでもここに帰ってらっしゃい、そしてちゃんと気を付けるのよ」
といつもニコニコと、そしてやさしく温かく接してくださいました。
あけみちゃんも、上坊寺さんも、
「日本人の人と日本語で話せるのがうれしい」
と喜んでくれました。
申し訳ないくらいお世話になっていながら、こんな温かい言葉を頂けるなんて・・・。

あけみちゃんがカンポグランヂの思い出にとプレゼントをくれました。
沖縄そばのお店のおじさんがマンゴーをくれました。
お母さんが、ビスケットと手作りケーキを持たせてくれました。
出会った人たちが私の旅を応援してくれました。
そして素晴らしい思い出と家族ができました。

PC150264.jpg

PC150241.jpg



日系ブラジル人として暮らす人たち。
日本人として旅をする私。
日本の真裏の国・ブラジルで出会い、こんなに素晴らしい交流が持て、
たくさんのことを学ばせてくれた人たちに感謝です。
そして、今一度、私自身、『日本人』であることを確認しました。
旅をしていても、日本人としての魂や素敵な文化は、可能な限り続けていきたい。



元気チャージ、完了!!
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[2011/12/16 07:20] | ブラジル
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とる
このブログを読んで出来る限り日系人のいるところに行ってみようと思った。
いい日記ですね。

Re: タイトルなし
えみりあ
≫とるさん

ありがとう。
本当に『日系人』とか『移民』とか『日本人』とか、そういう枠組みじゃないんだなーって思い知ったよ。みんなそこに住んでる人。
でも、文化や歴史を知るのって本当に興味深かったので、行ってみてください。

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この記事へのコメント:
このブログを読んで出来る限り日系人のいるところに行ってみようと思った。
いい日記ですね。
2011/12/16(Fri) 10:44 | URL  | とる #-[ 編集]
Re: タイトルなし
≫とるさん

ありがとう。
本当に『日系人』とか『移民』とか『日本人』とか、そういう枠組みじゃないんだなーって思い知ったよ。みんなそこに住んでる人。
でも、文化や歴史を知るのって本当に興味深かったので、行ってみてください。
2011/12/16(Fri) 20:27 | URL  | えみりあ #-[ 編集]
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