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東へ東へ・・・目的地は、ずばり『日本』!
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2011年9月1日に、私が世界一周の旅に出てから、

この日でちょうど3年。






2014年9月1日、私は中国、四川省、理塘にいた。






この日、理塘で週に3回行われる天葬の儀式がある。




日の出とともに始まると聞き、

まだ薄暗い朝6時半に、その場所に向かった。

しかし、何もなかった。

一度宿に戻ったけれど、
ちょっと時間が早すぎたのかもしれないと思い、

もう一度その場所に向かった。





その時はちょうど、その準備を行っていた。






天葬とは、いわゆる『鳥葬』のことである。


チベット文化において、人が亡くなると、死体を鳥に食べさせる。
それは、この土地の性格上、火葬や土葬では、土地への負担がかかりすぎるからという理由があるらしい。










以降、非常にリアルな表現が出てきます。

自己責任で読み進めてください。

(遺体の写真はありません。)




















夏とはいえ、高地の朝は冷える。

フリースに手袋をしていてもとても寒い。





凛とした空気の中、その儀式は進められた。






袋にくるまれた『遺体』は、一人の『解体人』の手によって大地に横たわらせられ、

頭もとに何か板のようなものを固定された。

そして、『解体人』は、刃物で『遺体』に切り込みを入れていく。

まわりにハゲワシが無数に集まってきた。

それを他の数人の男たちによって牽制されている。

『解体人』が『遺体』から離れると、ハゲワシたちはいっせいに『遺体』に群がる。

『遺体』が見えないほどに。

10分もしないうちに、『骨』だけが残った。

『解体人』が、その骨をひとつひとつ丁寧に細かく砕いて行き、肥料のようなものと混ぜ合わせていく。

どこからともなく、チベット僧がやってきて、お経を唱えている。

再び、ハゲワシたちによって、『骨』もすべて無くなった。

2時間後には、『遺体』は消えてなくなっていた。

その様子を、遺族が静かに見守っていた。

s2014P9011068.jpg






私はかなり離れた場所からそれを見ていたけど、

その光景は、とても衝撃的で、はっきりとしていて、

でも、不思議と、怖いという気持ちはなかった。

生を全うし、死を迎えた『遺体』は、
『肉体』という魂の入れ物にすら見えた。




静かに、淡々と進められていた。

私の気持ちも、静かだった。



s2014P9011069.jpg




人は死んだらどこに行くんだろう





その答えの一つが、

目の前にあった。



s2014P9011072.jpg



食物連鎖の中で生きている動植物を、私たちは食べて生きている。
同じように、自然に還って行く、
そのままの光景だった。


同時に、
日本で行われている『火葬』は、衛生的には重要な役割であるであろうけれど
食物連鎖の中で生きているものを食べて、人間は生きているのに、
人間だけその連鎖に加わらないのは、

『文化』と言えばそうなのだろうけれど、
『エゴ』だなとも思う。



s2014P9011074.jpg




それでも、たとえ、ほんの一瞬で肉体は消えてくなくなってしまうとしても、

死を迎える瞬間まで、

精いっぱい生きたいと思う。
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[2014/09/30 04:02] | 中国 その3
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