東へ東へ・・・目的地は、ずばり『日本』!
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日本人にとって特別な場所、南京。

暗いイメージや差別的なイメージを持つ人も多いと思う。
足が遠のいてしまうのは事実。




これまで、2回、合計2か月間、中国を旅したけど、
今回、3か月にわたって長期で中国を旅するに当たり、
中国が大好きと豪語する私ならばなおさら、
南京に行っておかないといけないと思った。



しかし、近代史が大の苦手な私。
日本滞在中に少しは勉強したつもりだけど、でも理解できなかったことも多い。


上海に向かう船の中で出会った某氏にレクチャーしてもらい、そこでかなり理解できたことも多かった。
そしてその某氏と今回南京まで一緒に旅をすることになった。




週末の午前。
南京大虐殺記念館に行く。
地下鉄の駅のすぐ前、かなり大きな博物館だ。

s2014P6150841.jpg


かなりの数の中国人が足を運んでいる。


中には、欧米人の姿もある。



ここでは、自分が日本人であるということを悟られたくないという感情が、どうしても出てしまう。
彼らはこの博物館を出た後、日本人に対してどういう感情を持つのだろうか。









膨大な数の写真や説明や資料の数々。

いかに、日本兵がひどいことをしてきたかがうかがい知れる。

『南京大虐殺』って言葉では知っていても、
実際、どのようなことが起きたのか、なぜ起きたのかは、今まで知らなかったし知ろうともしていなかった。



問題となっていることの一つに被害者数詐称問題があるけど、
数字以前に、現実問題、このような出来事があったのは事実だと思うから、それについては認めざるを得ない。


s2014P6150843.jpg


しかし、正直言って、
この博物館、腑に落ちなかったことも実はある。


南京大虐殺自体は、歴史的に振り返ってみて『悪』であったとしても
それに至った、社会的・世界的・歴史的背景がすっぽり抜け落ちている。

日本は『悪』という印象を強く根付かせたいのだろうか

という印象。
あくまで印象ですが。

これが『洗脳』というヤツなんだそうです。





デートスポットとしてカップルでここを訪れる人たちの姿や、
当時使われていた銃器に興奮して写真を撮って笑っている人たち、
モニュメントの下でポーズをとって写真を撮る人たち

多くの彼らにとっては、観光地の一つにすぎないのかもしれないとさえ思う。


このミュージアムの伝えたいことは、仮に日本は『悪』ということであったとしても、
ここを訪れる人々の心はそれに染まり切ることは難しいのではないかと、
世界基準(これも非常にあいまいな表現ではあるけど)に生きようとする人々の感覚とは温度差があるようにも感じられる。
この表現には、もちろん自分希望も大いに含まれている。


冷静に歴史を、世界を見極め、一方的な意見に流されないこと。
これは、今までいろんなジェノサイドに関わるミュージアムに行ったことがあるけど、そのたびに感じたこと。
結果『悪』であったことでも、当時の価値観では『善』とされていたこともある。

桃太郎はヒーローだけど、鬼が島の鬼は絶対的な悪者なのか。
いろんな視点があるし、それらを客観的に見ないと。
そして、それから学ばなければならないことはたくさんあるはずだ。

この虐殺記念館は、自分は確かに日本人ではあるけれど、『加害者意識』『被害者意識』という感情はほとんどなく、非常に第3者的な立場・感情で見ていた気がする。





ミュージアムの一角には、犠牲者と言われる大量の人骨の発掘現場が展示されている。
いわば、犠牲となった同胞の墓であり、遺体だ。
それを携帯で写真に撮りまくる中国人たち。

私には、それは、『お墓』とか、『虐殺』とかではなく、
いわゆる『遺跡』とか『歴史』として見ているように感じられた。

歴史は歴史として向き合い、反省すべきことではあるけれど、
次の『未来』への前進を見据えているのが現代に生きる中国人なのではないかと、そんなことを感じた。





南京には4日ほど滞在したけど、
町で『どこから来たの?』って聞かれたら、いつも通り『日本から』と答えるようにしていた。
別に隠すようなことは何一つないからね。

バスで席を替わったおばあちゃんも、バスを降りるときに笑顔で手を振ってくれたし、
よく通った餃子屋のおばちゃんも、一生懸命ゆっくり説明してくれた。
電車のチケットだって、何の問題もなく普通に買えた。
一番心配していた『日本人拒否・差別』ということは、
この南京滞在中、一度も経験することはなかった。
日本人ということで辛い思いをするようなことは何もなかった。





『中国政府』『日本政府』に対してはいろんな問題は実際あるかも知れないけど、
『中国人』『日本人』とは、少し切り離して考えないといけない。


だからこそ、今回、このタイミングで南京に行けたことは、とても意味のあることだったと思うし、
『中国』という国を改めてニュートラルな視点・感情で見ることができる気がする。
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[2014/06/21 19:56] | 中国 その3
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