東へ東へ・・・目的地は、ずばり『日本』!
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中国の名山のひとつ、峨眉山


蘭州の街頭テレビで、その輝かしい景色に魅せられて行くことを決めた。
輝いていたのはテレビ画面だけじゃないと信じつつ。。。








峨眉山は頂上付近までシャトルバスで行くことができる。

なので今回は、
『山登り』ならぬ『山下り』



シャトルバスで一気に上がって、頂上付近で一泊し、
翌日頂上まで行ってから、徒歩で一気に下山する作戦。




登りより下りの方が楽に決まっている!!
重力に逆らう方がしんどにい決まっている!!!
膝が笑う?
笑いたいヤツは勝手に笑わせておけばいいさ。




そんな甘っちょろい考えが、この峨眉山で裏目に出た。











成都から峨眉山市まではバスで2時間半。
そこからローカルバスでさらに30分。



入り口付近をほんの少し散策し、

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シャトルバス乗り場に到着したのがすでに16時だった。


そこで一人の中国人の青年・ジャックに出会った。
彼も頂上付近で一泊し、翌朝頂上まで行ってからバスで下山してふもと付近を散策するという。
とりあえず、明日の朝まではルート一緒だねーって、意気投合し一緒にバスに乗り込んだ。


頂上付近のシャトルバス停留所・雷洞坪駐車場に着いたころは、もう日が暮れかかっていた。
おまけに、しとしと雨が降っていて薄暗い。




とりあえず、ここ、峨眉山にあるお寺では宿坊があるらしく、しかもお手頃で泊まれるらしいのでそこを目指す。
山を登ること30分。
一緒のシャトルバスだった中国人のおばあちゃんとおじさんの親子も一緒に目指した。






近くのお寺では、その時、住宿は受け付けていないみたいで、
ジャックとおじさんが近くの招待所の客引きと交渉してくれて、安く泊まらせてもらえることになった。

3ベッドの部屋を4人でシェア。
私とおばあちゃんで一ベッドをシェア。




ただ、中国の宿では外国人の宿泊ができないところが多く、
特に招待所ではそういうケースが多いらしいということは知っていた。
招待所っていうのは、すごく安いローカル宿泊施設で、設備も整っていないことが多い。
だから、中国では、それよりも安くてきれいで設備が整っていて外国人でも泊まれることが多い国際ユースを目指して旅していた。


チェックインの時に『外国人宿泊不可』もしくは『日本人宿泊拒否』されたらどうしよう・・・。



ジャックにそっと相談してみると、
「峨眉山の入場料を払ってここに入っているんだから、泊まれないなんてことはないんじゃないかな」って返事が返ってきた。
そういうもんかな・・・。



チェックインの作業は、
おじさんがIDを提示しただけで、『おじさんとその家族』みたいな簡単な扱いにされていた。
おじさん以外のIDはチェックされなかったし、
私もパスポートを提示するということはなかった。
『口を開かなければ中国人と思われている』
初めて役立った・・・と言っていいかも。




あっけないほど簡単で、ほっとした。








夕食は、おじさんとおばあちゃんが、持っていた饅頭や燻製鳥や漬物を「一緒の部屋になったんだ、みんなで食べよう!」って振る舞ってくれた。
せっかくなので頂いたけど、
朝から卵ボーロしか食べていなかった私は、ホントに心にしみた。



おばあちゃんくらいの年代の方の中には、それこそ「反日感情」を持っている人がいてもおかしくない。
なのに、日本人と分かっていながら部屋をシェアしてくれて、
ご飯を分けてくれて、
同じベッドで寝ることに嫌な顔一つされなかったことが何よりもうれしかった。

部屋はすごく寒かったし、シャワーもなかったけど、
すごく温かい気持ちで眠ることかできた。








翌朝、私とジャックは頂上で日の出を迎えようと早起きした。
でも、霧がひどく、頂上で霧が晴れているとは思えなかったし、この霧の中かつ真っ暗の中を進むのは難しいと判断し、少し明るくなるころに出発することにした。





頂上までは山道を2時間ほど歩く。



自称晴れ男のジャックのおかげで、頂上では霧が少し晴れていて、

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金ぴかのお寺がまぶしかった。

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金ぴかのお寺は普通なら「悪趣味だなぁ」なんて思ってしまうことも多いけど、
でも、真剣に祈る人の姿を見ていたら、
むしろ、「神々しい」とすら思えてきた。
ふしぎ。

仏さんって、やさしい顔してるんだなぁ。

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思えば、大きな仏教寺院を見るのも、この旅では初めてかも。
敬虔かどうかは別にして、自分の慣れ親しんだ宗教があると、すごく落ち着く。
祈り方や仏さんの顔が違っていても、
やっぱり全く別物とは思えないふしぎ。

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頂上から下山し始めたんだけど、
すれ違う中国人観光客から、
「下にサルがいるらしいよ!!食べ物とかとられないように気を付けて!」って教えてもらった。


「サルが見たい!!!」ってはじゃぎながら降りていくジャック、
君が一番サルみたいだよ・・・。

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野生のサルに食べ物を与える中国人観光客たち、
これってホントにいいのだろうか・・・??

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昨日降りた雷洞坪のシャトルバス乗り場まで着き、
ジャックはここからバスで下山するという。
北京のテレビ局でプロデューサーとして働いている彼は、休暇で成都に来ていて、
今日の電車で西安を経由して北京に戻らないといけないと言っていた。

いろんな話聞かせてくれたり、いろいろと交渉したり話してくれてありがとう。
楽しかったよ。









ここで別れた私は、下山を続けることにした。
でも、ジャックが言うには、ふもと付近の万年寺シャトルバス乗り場までは13時間以上かかるという。
そして、峨眉山のバスターミナルから成都行のバスの最終は17時とか18時とか。


ま・・・まじ?

けど、途中にお寺が点在しているから、陽が暮れかけたらそこに泊めてもらうことにしよう。







晴れ男・ジャックと別れた直後から、霧がひどくて

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まさに
『仙人が出そう』な景色。

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もっと天気がよかったら絶景なんだろうなぁと思いつつ、
霧がミステリアスな雰囲気を醸し出していている。

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こういうの、中国っぽいよな(笑)

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道は整備されているし、
案内表示もあるし、
たまに徒歩で登っている人たちとすれ違うから
あまり心細いということはなかった。

とりあえず、
どこまでも続く階段を下って、下って、下って、たまに登って、また下る
を繰り返すのみ。

無の境地

とまではいかないけど、
いろいろと自分と向き合うことは多かった。



何で峨眉山歩いてるんやろう?
山とか、歩くのとか、基本的に嫌いなのになー。

もうすこし、あと何キロって目星が付くたびに
今日中に万年寺まで行けるんじゃないか、
そうしたらもう今日中に帰ろう!っていう方に気持ちが変わって行った。
とにかく疲れてたし満足してた。
そう思うと、休憩の時間も、ご飯の時間ももったいなくなって、
お寺を参拝する以外、ほぼノンストップで進んでいった。







万年寺に着いたのが15時ごろ。

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観光客であふれる万年寺を見たら、

もぅ、帰ろう

って決めた。




そこからシャトルバス乗り場までさらに1時間。
ここがとにかく辛い。

足が限界にあって、
しかも何キロくらいあるのかさっぱり分からない。



バスに間に合うのかも不安。

でも、シャトルバス乗り場が見えた時は、ホントに力が抜けた。






里にはホッとする。

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結局、その日一日で40㎞は歩いたことになる。
時間にして、ノンストップ9時間




朝、招待所を出発してから20㎞くらい進むと、とりあえず疲れてくる。膝が笑い出す。
30㎞くらいで、足が痛くなってくる。
そして40㎞で、関節が動かなくなった。



RPGみたいに一日中、一晩中、歩き続けるなんてのは、
ホントに無理なんだって
人の体は無限じゃなんだって、40㎞の下山が物語っていた。





ようやく峨眉山のバスターミナルについて、成都行のバスに乗ったけど、
それから関節が完全にかたまってしまった。
膝を動かしたい、でも動かせない。



成都に帰還し、ベッドに上がってからの方が辛かった。
その晩は体中が痛くて、
足を一ミリでも動かそうものなら、痛くて目が覚める。
寝返りが打てないというのも人生初の経験。
翌日には足の痛みだけになったけど、3日間、階段を下りることができなかったし、ベッドから動くことも難しかった。







峨眉山下山、

ホントに甘く見てました。





でも、それ以上にいい経験と出会いと景色に出会えた気がします。
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[2013/12/10 12:07] | 中国
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